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インボイス対応の経理現場から
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2024.01.12UP

インボイス対応の経理現場から

経理アウトソーシング部の草地です。

適格請求書等保存方式、いわゆるインボイス制度で始まってから2か月経ちますが、 日々請求書や領収書に触れている皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

皆様と同様に、私もインボイス制度以前と比べると、純粋に工数が増えております。 クライアント様からお預かりする書類が適格請求書の要件を満たしているのかどうか。 そうでなければその書類の発行者が適格請求書発行事業者番号(いわゆるT番号)をお持ちなのかどうか。 もしお持ちならば要件を満たした書類で再発行をお願いする 書類の確認項目が増え、クライアント様とのやりとりが増え、上手く行かない事も多いです。

そのようにインボイス制度への対応に苦労している中で、 これは。と思った件を共有したいと思います。

技ありインボイス制度対応

まずは、領収書を確認する業務中に非常に感銘を受けたインボイス制度対応を紹介します。 これは、コインパーキングで増えているインボイス制度への対応策ですが、 いままで領収書の印刷に使用されていた白紙のレシート用紙から レシート用紙の模様として従来の領収書に不足していた要件が印刷されたレシート用紙に交換する事で適格請求書として使用出来る様にしたものです。

全国に数万あるコインパーキングのプログラムを更新する工数を思うと 使用するレシート用紙を更新するだけでインボイス制度に対応するのは 経費削減の観点からして非常に素晴らしい施策であると思います。

実際に請求書や領収書を発行する立場に立つと、どのように不足している要件を継ぎ足すか、スペースは足りるのか、実装する際の工数はどう取るのか等と、 書き込む内容についての考えで思考が固まっていましたが、日々の業務の中でこのような柔軟な発想を見かけたら、多くを吸収していきたいと思っています。

インボイス対応の難しさ

これは請求書や領収書にふれる人物がインボイス制度を理解しているだけでは、 企業としてこの制度へ対応するのはなかなか難しいと身に染みた出来事です。

出張で宿泊し、その宿泊施設の会議室を利用したクライアント従業員様からお預かりしたホテルの領収書をみるとインボイス制度の要件を満たしておらず、 よくよく見たところ合計領収書との表記がありました。 そこでその従業員様に再度確認したところ

合計領収書とは別に宿泊費・飲食代・会議室利用料等それぞれで発行された領収書があり、それらがそれぞれで適格請求書の要件を満たしているというインボイス対応をしている。という状態でありました

実際にホテル利用料を清算した際に手渡された合計領収書が適格請求書ではないとは、 インボイス制度を十分に把握していない従業員からすると思いもよらなかったのではないでしょうか。

すべての従業員にインボイス制度を把握させることは困難であるため、 また、従業員の負荷軽減のためシンプルに機械的に発行されたレシートの提出を求めている企業も多いのではないかと存じますが、 多少なりとも全従業員的にインボイス制度への理解が必要ではないかと思う次第です。

以上に2件の所感をまとめましたがいかがでしょうか。 少しでも共感していただければ幸いです。

今後もインボイス制度の対応に皆様とともに邁進して参りたいと思います。 最後までお読みいただきありがとうございます。

小林 Team

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