この文章を書いているのは、9/7。
皆さん、明日からラグビーW杯が始まりますよ。開催地はフランスです。
私、柴田はラグビーが好きなんです。

「ラグビーってアメフトと似たヤツね」
「五郎丸くらいは知ってる」そんなlightな方が多いかもしれません。
野球やサッカー、バスケほどメジャーじゃないのは知っているんですが、
ラグビーのW杯が始まるので気分が上がっておりまして。ちょっと素敵なラグビーの世界のご紹介したいのです。

多様性と献身性とノーサイド

私が、ラグビーって素敵だ！そんな気持ちになったのは、テレビで2015年のW杯(南アフリカ開催)日本🆚南アフリカ戦をみた時から。
あの、世界を驚かせたジャイアントキリングです！ご存じの方もいらっしゃるかもしれません。

フィールドの中の選手は、体が力士見たいに大きい選手・やたらと背が高い選手・背が低い選手・超～足が速い選手。それぞれ特徴を持った色んな選手がいます。
いろんな選手がいて、それぞれのポジションで役割が違って、ひとつのチームになっています。金子みすゞ（鈴・・の。ご存じですか？）の「みんな違ってみんないい」、そんな感じです。

自分と考えが違う人がいるのが当たり前で、むしろ、いろんな人がいてこの世の中回っている。
会社の中、チームの中でも色々な考えの人間がいて、だからこそ多様な意見・主張があって会社・チームが成り立っています。
世の中にはいろんな人がいて当たり前なんだっていう事を教えてくれている気がします。

ボールを持って走り抜ける選手、トライ（ゴールのことです）をする選手が脚光を浴びやすいのですが、その影には絶妙なパスをする選手がいて、ボールの争奪で体を張る選手もいます。
試合中、一度もボールに触らない選手もいるそうです。
ひたすらぶつかる、タックルをする。

チームでクライアントの経理業務を行う時に、自分の担当業務だけを毎月行うことがあります。その業務はひたすら起票をする業務だったりもします。
地味に思える業務ですが、その業務こそが私たちの受託している仕事そのものだったり。
地味であろうと派手であろうと。みんながそれぞれに一部の業務を行うことで、クライアントから受注している経理業務の全体が成り立ちます。
一部の仕事たりとも、疎かにしちゃいけない。試合を観ながらそんなことも感じました。

この南アフリカとの試合中、テレビの画面にはそんな「一部の仕事」を献身的に果たす選手が多く映し出されていました。
このスポーツでは、献身的な役割を果たす選手たちを称える、そんな風土があるように見えます。

南アフリカとの試合が終わった時、
試合に勝った日本選手は、南アフリカの選手から「おめでとう」と声をかけられたそうです。
負けたチームの選手が「おめでとう」なんて言ってくれる。こんなスポーツは珍しいかも。そんなことも思いました。
昔テレビで放送されていたドラマ「スクールウォーズ」でよく聞いた言葉「ノーサイドの精神」ってこういうことだったのか！と納得。

ラグビーがこんな素敵な気持ちのいいスポーツだったなんて！ラグビーとの出会いに感謝です。

楽しい観客席

南アフリカに勝った4年後。
2019年日本開催のW杯では、スコットランドとの試合を日産スタジアムで観戦しました。
サッカーや野球だと観戦の時、双方のチームのファンの観戦エリアは大体分かれるのですが、ラグビーの観客席は両方のファンがごちゃ混ぜに座っています。
どちらのチームのファンでもなく、両方応援してる、なんていうファンもいます。
スコットランドのユニフォームを着ている英国人（と思われる）が、日本代表のユニフォームを着たファンに「福岡堅樹のトライ、凄いね！」なんて声をかけている場面もありました。
観客席でも素敵な交流があるのです。ますますラグビーの世界が大好きになりました。

今大会でも観客席で色んな交流があるんだろうな・・・
今回のフランス、行けばよかったな・・・
4年後のW杯（オーストラリア開催）に向けて貯金です。

Our team

今大会の日本代表のスローガンは「Our team」。
ひとりひとりが当事者意識を持って、自分たちで自分たちのチームをよくして、その魅力を発信する意思。そんなスローガンです。

私たちの会社でもチームで仕事をする事が多くあります。
しかし、どうしても各々のクライアントの経理業務だけに集中してしまいがち。
自分の業務が他の人の業務とどこでつながっていて、どこがゴールなのか。そんな意識を持っていたいと思います。

色んな特徴・背景を持ったひとりひとりが、そんな当事者意識を持っている「一部」であれば、どんどん躍動する「Our team」ができていくはず。
このスローガンにそんな事を思いました。
また一つラグビーから学びました。

この文章がブログに載る頃、ラグビー日本代表が再び世界を驚かせる試合をしているかもしれません。
Go! Brave blossoms!

鈴木 Team