今年2月に入社しました佐藤です。今回は私の仕事と趣味で共通することをお話させていただきたいと思います。私の趣味は茶道で、かれこれ15年ほど習っております。また、経理は縁あって携わるようになり５年目となりました。それぞれ続けてきた中で、茶道で習ったこの言葉の意味というのは仕事にも通じるものだな、と感じたものがありますのでご紹介させていただきます。

1. はぢをすて人にものとひ習ふべし　是ぞ上手の基なりける 恥ずかしがらずに分からないことは問い、習うことが上達への一番の土台となる、という意味の句です。仕事においてもこれは同じで、調べたり考えたりしても分からないことについては知見のある人に教えてもらうことが知識を吸収する上での一番の近道です。私自身こんなことを聞いてもいいのかな、と思うこともありますが、聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥と思い聞くように努めています。ちなみに次の句でも触れますが、私のチームのメンバーは私が分からないところを分かるようになるまで根気強く教えてくれる心強いメンバーです。
2. 心ざし深き人には　いくたびもあはれみ深く奥ぞ教ふる 上達しようと熱心な人には親切な師匠であるべきである、という意味の句です。私はまだまだ人に経理について教えられるほど経験も知識もありませんが、私が今一緒に仕事をさせていただいているチームのメンバーがまさにこの句のとおりの人たちです。不明点を尋ねれば、皆さんご自身の経験や知識を基に丁寧に教えてくださいます。その思いに応えるべく一つでも多く、一日でも早く知識を身につけ戦力になりたいという思いを常に胸に持ち仕事に向き合っております。また、いつか私が教える立場に立った場合、私がチームの皆さんにしてもらったように丁寧に根気強く教えたいと思っています。
3. 稽古とは一より習ひ十を知り　十よりかへるもとのその一 稽古をする際は１から順に10まで進め、その後改めて初めの１に戻って10までの道を辿るものである、という意味の句です。そのままですね。最初はとにかくなぞるのが精一杯で気づけなかったことも、2回目、3回目と回数を重ねることで作業の真意だったりより良い手法だったりに気づくことができます。これは仕事にも言えることで、最初はただ前任の方が作ってくれた道を辿ることが精一杯です。ただ、同じように辿っても回を重ねるごとに作業の意味や自分なりの改善点が見えてきます。茶道も経理も時代とともに新しいお点前や制度が作られます。そのたびに辿る道は増えますが、最初は皆初めて通る道です。繰り返し通り、真意が見えてくることで、より良い対応方法が見えてきます。あきらめずに同じ道でも何度でも通りましょう。見える世界は広がります。

制度が変わったり、担当させていただくクライアント様が変わったりすればそのたびに新たな学びがあるでしょう。経理もお茶も学び終わることはありません。一生勉強が続きます。その過程で躓くこともあると思います。ですが、H2Rコンサルティング株式会社には躓いたときに親身になって一緒に考えてくれるメンバーがいます。この安心できる環境の中で趣味と実益を兼ねて、いつか茶道教室の会計事務に携わってみたいな、と密かな野望を抱いております。クライアント様、お待ちしております。 また、私のコラムを読んでいただき茶道へ興味を持たれた方、一緒にやってみませんか？こちらは会社の資格取得・研修受講支援の対象外のため実費ですが、生涯の趣味を持ちたい方におすすめです。 さて、つらつらと毒にも薬にもならないコラムを書かせていただきましたが、H2Rコンサルティング株式会社について興味を持っていただけたら幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。

高橋 Team