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仕入インボイスを受け取ったときの注意点
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2023.09.28UP

仕入インボイスを受け取ったときの注意点

  1. はじめに
    令和5年10月1日から消費税のインボイス制度が始まります。
    インボイスとは適格請求書のことをいい、指定された項目が記載されている請求書・納品書・領収書・レシートなど(以下、証憑書類とする。)をこのように呼び、受け取ったインボイスのことを仕入インボイスと呼びます。
    インボイス制度が始まると、受け取った証憑書類に指定された項目が漏れなく記載されていないと消費税の仕入税額控除を受けることができなくなってしまう可能性があります。
    つまり、受け取った証憑書類がインボイスの要件を満たしているかどうかを正しく判断する必要性が生じてくるというわけです。
    そこでここでは、インボイス=適格請求書を受け取った際に確認すべき事項をまとめます。
  2. 確認すべき事項
    1. 請求書
      1. 適格請求書発行事業者の氏名又は名称が記載されているかどうか
      2. 登録番号の記載があるか(T+13桁の数字)
      3. 取引年月日の記載があるか
      4. 取引内容が記載されているか(軽減税率の対象品目については、その旨の記載はあるか)
      5. 税率ごとに区分して合計した対価の額(税抜きまたは税込み)及び適用税率の記載があるか
      6. 税率ごとに区分した消費税額等(端数処理は一請求書あたり、税率ごとに1回)は正確に記載されているか
      7. 書類の交付を受ける事業者の氏名又は名称が正確に記載されているかどうか
    2. 簡易インボイス(レシートなど)
      1. 適格請求書発行事業者の氏名又は名称が記載されているかどうか
      2. 登録番号の記載があるか(T+13桁の数字)
      3. 取引年月日の記載があるか
      4. 取引内容が記載されているか(軽減税率の対象品目については、その旨の記載はあるか)
      5. 税率ごとに区分して合計した対価の額(税抜きまたは税込み)の記載があるか
      6. 税率ごとに区分した消費税額等(端数処理は一請求書あたり、税率ごとに1回)又は適用税率は正確に記載されているか
    上記のうち一つでも当てはまらないものがあればインボイスとして認められません。もしも記載事項に不備があった場合は、すみやかにインボイスを発行した取引先に対して再発行を依頼しましょう。 インボイスを受け取った側が自ら修正を行うことは認められておりません。
  3. おわりに
    取引先への手土産を購入した際のレシート、備品を購入した際の請求書など、仕入インボイスはすべての社員が受け取る可能性があります。
    制度に対する社員一人一人の理解と自社のインボイス対応に対する周知を進めることが無用なトラブルを避けるためには重要です。
    インボイス対応に不安をお持ちの方はお気軽に弊社までご相談ください。

市川 Team

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