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買掛金とは?支払期日までの未払い代金をわかりやすく徹底解説!仕訳方法や勘定科目も紹介

買掛金

「買掛金はどういうときに使用する勘定科目なのだろう?」
「買掛金と他の勘定科目との違いを知りたい」

企業活動において、商品やサービスを購入することは日常的な業務です。しかし、すべての支払いをその場で現金で行うことは現実的に難しいでしょう。そこで重要な役割を果たすのが「買掛金」です。

この記事では、買掛金の基礎知識から、仕訳方法、勘定科目、売掛金や未払金との違い、

そして効率的な管理方法まで、わかりやすく解説します。

ぜひ最後までお読みいただき、買掛金に関する知識を身につけてください。

目次

買掛金とは?

買掛金は、企業が商品やサービスを購入した際に、支払期日まで未払いとなっている代金のことを指します。

つまり、「買掛」とは「買ったもののお金」という意味です。買掛金は、流動負債の勘定科目に分類されます。流動負債とは、1年以内に現金化または決済されることが確実と見込まれる負債のことを指します。

定義

買掛金は、以下の2つの要素を満たす必要があります。

企業が商品やサービスを購入したこと
支払期日まで代金を支払っていないこと

例えば、以下の場合に買掛金が発生します。

スーパーマーケットで商品を購入し、30日後に支払う場合
広告代理店に広告掲載を依頼し、前受金で50万円を支払う場合
電気代や水道代などの公的料金を月末にまとめて支払う場合

勘定科目

買掛金の勘定科目は、「買掛金」です。

勘定科目を選ぶ際のポイント

・購入した商品やサービスの種類によって、勘定科目を細分化することも可能です。
・例えば、商品を購入した場合は「商品買掛金」、広告費の場合は「広告買掛金」など。

勘定科目を細分化することで、買掛金の状況をより詳細に把握することができ、分析や管理が容易になります。

買掛金の仕訳方法

買掛金の仕訳方法は、商品やサービスを購入した場合と前受金で代金を支払った場合で異なります。

・商品やサービスを購入した場合は、「仕入高」を借方に、「買掛金」を貸方に計上します。
・前受金で代金を支払った場合は、「前受金」を借方に、「買掛金」を貸方に計上します。

具体的に見ていきましょう。

商品やサービスを購入した場合

借方:仕入高勘定
貸方:買掛金勘定

例1)スーパーマーケットで10万円の商品を購入した場合

借方:仕入高 100,000円

貸方:買掛金 100,000円

例2)消費税8%込みで11万円の商品を購入した場合

借方:仕入高 100,000円

借方:商品税額仮勘定 8,800円

貸方:買掛金 108,800円

ポイント
仕入高勘定には、購入した商品の原価を計上します。
商品税額が含まれている場合は、「商品税額仮勘定」を借方に計上し、「買掛金」と「商品税額仮勘定」の貸方を合計します。

前受金で代金を支払った場合

借方:前受金勘定
貸方:買掛金勘定

例1)

広告代理店に広告掲載を依頼し、前受金で50万円を支払った場合

借方:前受金 500,000円

貸方:買掛金 500,000円

例2)

前受金で50万円を支払い、広告掲載サービスの提供を受けた場合

借方:前受金 500,000円

貸方:買掛金 500,000円

広告掲載サービス提供時

借方:前受金 500,000円

貸方:売上高 500,000円

ポイント
前受金勘定には、前受金で支払った金額を計上します。
商品やサービスの提供を受けた時点で、「前受金」を借方に、「売上高」を貸方に計上し、「買掛金」を消し込みます。

買掛金と売掛金、未払金の違い

買掛金、売掛金、未払金は、どれも企業の財務諸表に記載される重要な勘定科目ですが、それぞれ異なる意味を持っています。

勘定科目意味仕訳の借方仕訳の貸方
買掛金仕入先に支払うべきお金仕入高買掛金
売掛金顧客から回収すべきお金売上高売掛金
未払金従業員に支払うべきお金給与賞与未払金

買掛金は、企業が仕入先に支払うべきお金のことを指します。一方、掛金は、企業が販売した商品やサービスの代金で、まだ顧客から回収していないお金のことを指します。未払金は、給与や賞与など、従業員に支払うべきお金のことを指します。

具体的な例
スーパーマーケットで商品を購入し、30日後に支払う場合: 買掛金が発生
広告代理店に広告掲載を依頼し、前受金で50万円を支払う場合: 買掛金が発生
顧客に商品を販売し、代金がまだ回収されていない場合: 売掛金が発生
従業員に給与を支払う場合: 未払金が発生

ポイント
・買掛金と売掛金は、取引の相手方によって区別されます。
・買掛金は仕入先、売掛金は顧客との取引で発生します。
・未払金は、従業員との関係で発生する負債です。

買掛金の管理方法

買掛金の管理方法は、企業の規模や業種によって異なり、自社に合った方法で買掛金を管理することが重要です。買掛金の管理方法について、3つのポイントをご紹介します。

買掛金台帳の活用

買掛金台帳は、買掛金の状況を記録するための帳簿です。買掛金台帳を活用することで、以下のメリットがあります。

買掛金の状況を把握しやすくなります。
支払漏れや二重払いを防ぐことができます。
支払期日の管理がしやすくなります。

買掛金台帳には、以下の項目を記載します。

取引先名
請求書番号
商品・サービス名
金額
支払期日
支払状況

買掛金台帳は、手書きでもExcelなどの表計算ソフトでも作成することができます。

支払期日の管理

支払期日を厳守することは、信用を維持するためにも重要です。

支払期日を管理するためには、以下の方法があります。

カレンダーやスケジュール帳に支払期日を記入する
支払期日が近づいたら、リマインダーを設定する
支払処理を自動化する

支払期日を管理することで、支払い遅延による信用失墜を防ぐことができます。

支払処理の効率化

支払処理を効率化することで、事務作業の負担を軽減することができます。

支払処理を効率化する方法には、以下の方法があります。

オンラインバンキングを利用する
支払代行サービスを利用する
経理ソフトを利用する

支払処理を効率化することで、時間とコストを節約することができます。

買掛金の支払い手続きを適切に行い、買掛金の残高が合うようにしましょう。

まとめ

買掛金は、企業にとって重要な流動負債の勘定科目の一つです。

買掛金の基礎知識、仕訳方法、勘定科目、売掛金や未払金との違い、そして効率的な管理方法について理解することで、円滑な資金繰りと健全な財務状況を維持することができます。

この記事が、買掛金に関する知識を深める一助となれば幸いです。

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