「キャッシュレス」の次は「領収書レス」な未来
ここ1年ほどのAIの発達は驚かせられることばかりです。
私も業務ではセキュリティ面を担保しながら可能な限りAIを活用するようにしています。AIに領収書や請求書などのデータを読み取らせ、あらかじめ会社ごとの勘定科目の当て方や処理ルールを学習させておけば、自動仕訳を起票することも既に難しいことではないです。恐らくあと3年もすれば、既存の会計システムは急速に陳腐化してしまうのではないか、現状のような「会計システムの中でAIを使う」のではなく、「AIが会計システムを飲み込む」のではないかと思うほどの勢いとスピードで進化しています。
一方でAIを使った経理業務を行う上で手間がかかるのが、紙の領収書の整理とスキャンしてOCRで読み取れる状態にする作業です。紙の領収書は紛失するリスクもありますし、大きさいも様々、整理するのにとても手間がかかるため、私の早くなくなってほしい業務ナンバーワンです。
先日家族旅行で泊まったホテルをチェックアウトする際、「領収書は紙でお出ししますか?メールでお送りしますか?」と聞かれました。
そのとき、私はふっと、これはコンビニやレストラン、タクシーなど頻繁に領収書やレシートが発行される場面で、購入と同時に自動でクラウドへ保存される仕組みがあれば、買った瞬間に仕訳がおこせるのではないかと、思いました。
今freeeカードやMFカードなどでも実現している、決済した瞬間で会計システムにデータが飛ぶというのと同じような仕組みで、それをもっと領収書データまで広げた形です。
例えば、楽天ポイントなどは利用者がとても多いと思います。
その楽天ポイントカードに仮に「楽天会計クラウド」というサービスを紐づけておきます。レジPOSシステムなどども連携して、会計クラウドと紐づいたポイントカードを会計時にタッチすると、事前に登録したクラウドにレシートなどが保存されるような仕組みです。あとは保存された領収書をその会社を事前に学習させたAIが読み取り、自動で仕訳を起票するという流れです。クラウドに保存されたレシートなどは当然、電子帳簿保存法に対応した形で仕訳に紐づけられる。
前述したとおり、今でもfreeeカードなどの利用データは会計システムに飛ぶます。しかし領収書など紙もしくはデータは基本的に自分で整理して保管する必要があります。
この仕組みができれば、買う→仕訳が起きる→証憑が自動で保存されるだけになるのかもしれません。そうなると会計システムは独立したソフトとして存在するのではなく、決済や証憑保存の仕組みの中に溶け込み、利用者から見えなくなってくるのかもしれません。
QUICPayやSuica、クレジットカード会社、楽天のような巨大な決済・ポイント事業者が会計システムのベンダーを買収し、AIを活用して、キャッシュレスの次に「領収書レス」の世の中をつくってくれないだろうか。
そんなことを妄想しながら、今日もAIによる会計業務の効率化を考えています。
市川 Team
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