データの「積み木」を崩していませんか?AI-OCRの力を引き出す「データの質」
経理DXの強い味方であるAI-OCR。しかし、「導入したけれど読み取り精度が低い」という声をよく耳にします。実はその原因、ツールではなく「データの作り方」にあるかもしれません。
電子データは「積み木」のようなもの
パソコンで作成されたPDFデータは、例えるなら「白い台紙(画像)の上に、テキストデータが積み木のように整然と乗っている」状態です。
AI-OCRはこの「積み木」を直接認識(取り出すことが)できるため、ほぼ100%に近い精度で文字を読み取ることが可能です。
「再スキャン」は積み木をボンドで固める行為
一方で、最も避けていただきたいのが、一度電子で届いた書類を印刷し、それを再びスキャンする「再スキャン」です。
再スキャンをしてしまうと、せっかく独立していた「テキストの積み木」が台紙(画像)と一体化してベタ塗りの状態になってしまいます。人間には同じように見えても、AIにとっては「読み取るべきデータ」が埋もれてしまい、精度が著しく低下する原因になります。
明日からできる「小さな経理DX」のコツ
せっかくの便利なツールを宝の持ち腐れにしないために、まずは以下の2点から始めてみませんか?
- 「電子で届いたものは電子のまま」保存:積み木の状態を維持し、再スキャンは絶対にしない。
- 複合機の「初期設定」を変更:紙をデータ化する際は、カラー・高解像度(高DPI)をデフォルトに。
※例:電子帳簿保存法・スキャナ保存要件
解像度:200dpi以上
色調:カラー画像
こうした現場の「小さな工夫」の積み重ねが、在宅勤務とオフィス勤務のシームレスな連携を生み出します。
大嶋 Team
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