
AIの効果的な活用方法
こんにちは。私は業務で、英語の請求書の翻訳や英文でのメール作成に、ChatGPTなどのAIを活用しています。皆さん、AIを活用していて、「思ったような答えが返ってこない」と感じたことはありませんか?AIの回答の質は、事前にどのような情報を伝えるかで大きく変わります。今回は、私が研修で学んだAIの効果的な活用方法をご紹介します。
1. 的確な回答を得るための3つのポイント
AIを効果的に活用して的確な回答を得るためには次の3つのポイントがあります。
- 前提を明確にする
「誰に向けたものか」「何の目的で使うのか」を伝えることで、回答の精度が向上します。 - 目的をはっきりさせる
「カジュアルな表現で」「専門的なトーンで」など、期待するスタイルを伝えるとより適した回答が得られます。 - 具体的な条件を伝える
「200文字以内」「初心者向け」などの条件を加えることで、より目的に合った回答になります。
2. 事前情報が重要な理由
では、なぜこのような前提情報を設定しないといけないのでしょうか?
ChatGPTなどのAIは質問に対して適切な回答を返そうとしますが、前提情報がないと一般的な答えになりがちです。
例えば、「I appreciate your help. The issue has been resolved.」という英文の翻訳で考えてみましょう。
【前提情報なしの場合】
指示文:「この英文を日本語に翻訳してください。」
回答:「私はあなたの助けに感謝します。問題は解決されました。」
⇒ これだと直訳すぎて、不自然な表現の回答です。
【前提情報を設定した場合】
指示文:「ビジネスメール用なので、自然で丁寧な日本語にしてください。」
回答:「ご協力いただき、ありがとうございます。問題は無事解決いたしました。」
⇒ 日本語のビジネスらしい自然な表現の回答になります。
このように、適切な情報を伝えることで、精度の高い回答を得ることができます。
3. AIをさらに活用するために
また、AIをさらに活用するためには次のようなこともあります。
質問前に「どんな答えが欲しいか」を考える
事前に伝える情報を整理すると、精度が上がります。
回答が違ったら追加で伝える
「もう少し詳しく」「簡単にまとめて」などの指示を加えると改善されます。
一度にたくさん聞かず、対話を重ねる
少しずつ質問することで、より深い回答を得られます。
最後に、AIを効果的に活用するためには、「前提」「目的」「条件」を明確に伝えることが大切です。少し工夫するだけで、より的確な回答を得られるようになりますのでぜひ試してみてください。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
高橋 Team
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