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「単式簿記」と「複式簿記」
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2024.12.25UP

「単式簿記」と「複式簿記」

経理の仕事にどのようなイメージをお持ちでしょうか。 「お金の管理」「簿記」というイメージをされている方が多いのではないかと思います。 経理と聞くと仕事になりますが、身近なところで経理のようにお金の管理作業として家計簿やお小遣い帳をつけた経験はないでしょうか? このコラムでは仕事で行っているお金の管理とプライベートで行っているお金の管理では一体何が異なっているのかを一部ご紹介できればと思います。

今回お話しさせていただくのは「単式簿記」と「複式簿記」です。 まず初めに単式簿記についてですが、最初にお話しした家計簿やお小遣い帳をイメージいただくとわかりやすいと思います。給料・お小遣い等の収入項目か日用品・趣味等の支出項目から選び金額を記録する流れかと思います。 この時「お給料でお金が増えた」「服を買ったからお金が減った」といった情報が一見でき、お金の増減を確認できます。 これに対して複式簿記では仕訳帳を使用して借方、貸方の両面から取引を記録し総勘定元帳という帳簿に転記します。取引の際には勘定科目を設定して収益、費用、資産、純資産、負債に分け記録を行います。これによりお金の流れが単式簿記より明確になります。 企業の経済活動ではお金の動きの分析などが重要になってくることや確定申告で青色特別控除を受けるためには複式簿記での記帳が条件となっていることから企業のお金管理に関しては単式簿記ではなく複式簿記での記録が多いのではないかと考えられます。

例として単式簿記と複式簿記で同じ取引でどのように記録されるのか確認してみます。 例:①商品Aを4,000円、現金で購入し、商品Aを➁10,000円で売却して現金を受け取った。また、③残額を預金した

単式簿記の場合

  1. 支出 商品購入 4,000円
  2. 収入 売上   10,000円
  3. 支出 普通預金 6,000円

複式簿記の場合

  1. 借方:商品仕入 4,000円 貸方:現金 4,000円
  2. 借方:現金   10,000円 貸方:売上 10,000円
  3. 借方:普通預金 6,000円 貸方:現金 6,000円

どちらの仕訳でも残高を確認することが可能ではありますが、複式簿記では総勘定元帳という科目毎の帳簿も作成されるため収支の要因分析が可能となります。

最後に家計簿やお小遣い帳のような単式簿記では仕訳を使わないため多くの方がいきなり記録することが可能であると思いますが、複式簿記は簿記の知識を必要とし覚えなければいけないことがたくさんあります。 簿記の勉強を始めてみたけどなかなか難しい、問題集や解説だけではなかなか覚えられないといった方がいらっしゃれば簿記の勉強した部分を少しずつ身近な家計簿やお小遣い帳で生かしつつ勉強を進めてみると良いかもしれません。

最後までご覧いただきありがとうございます。少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。

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