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会計freeeは本当に使いにくいのか
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2024.12.06UP

会計freeeは本当に使いにくいのか

こんにちは!代表の小林です。

今回は、少しドキドキしながら、会計freeeについて考えてみます。

ここ最近で、上場会社も含めて導入する企業が増えているクラウド会計システム。その代表格はfreeeとマネーフォワードであることに皆さん、異論はないと思います。しかし、同じクラウド会計システムでもfreeeとマネーフォワードでは利用者によって印象が異なるようです。誤解を恐れずに言うと、専門的な経理知識がなくても操作できることを追求しようとしているのがfreee、経理知識を有する利用者にも配慮しつつ効率化を追求しようとしているのがマネーフォワード。そのためか、経理経験が長い人ほど、会計freeeに対して使いにくいイメージを持っている人が多いように思います。

では、会計freeeは本当に使いにくいのでしょうか。

会計freeeは、経理処理をAI等により自動化することを追求したシステムです。
売上なら、freee販売を使わなくとも売上データを読みこむことで自動的に取引登録。請求書払いや経費精算なら、請求書や領収書を読み取ることで自動的に取引登録。給与データも、freee人事労務で計算していれば項目ごとに前もって設定しておくことで取引登録できますし、他給与ソフトを用いていても自動登録ルールを使って楽に取引登録することができます。そして、預金や法人カードは連携すれば、入金出金の自動消込をしてくれたり、AI等により学習して会計処理に反映してくれたりします。

・・・あれ、なんか凄く使い勝手の良いシステムに見えてきますね。
実際のところ、軌道に乗ってからの会計freeeはかなり快適に動いているイメージで、効率性高く作業時間を軽減してくれます。

では、なぜ経理経験が長い人ほど、会計freeeを避けがちなのでしょうか。

自分が思うに、下記の3点がその大きな要因ではないかと考えています。

  1. 「振替伝票」ではなく、「取引登録」が前提のシステムであること
  2. Clientもしくは現場の方に扱い方を正しくお伝えしないと、入力が重複してしまい、かえって経理側の手間が増えてしまうこと
  3. 自動化ルールを設定したり、連携設定をしたりするまでに、結構手間がかかること

まず①については、経理独特の感性かもしれません。経理処理するには、借方と貸方にそれぞれ勘定科目を入れて、金額一致させたうえで振替伝票を切る。これが当たり前。ところが取引登録は、売上の取引や経費の取引を登録するだけなので、「借方」「貸方」の形になっていない。Freeeにも振替伝票という入力方法はあるのですが、これを使うことを推奨していないせいか、他の会計システムと比べてやたらと入れにくい笑

次に②については、freeeではよくありがちなのではないかと思います。ある程度現場側でも操作できるようにつくられている分、現場側と経理側(弊社で言うとClient側と弊社側)で反映すべき箇所の線引きがうまくできない面があります。

そして③については、freeeの快適さに半信半疑な間の経理担当者の気持ちを更に萎えさせます(笑)。弥生会計や勘定奉行などのオーソドックスな会計システムは、経理担当者にとってはすごく扱いやすく、初月から振替伝票入力に集中できるのですが、freeeはそうもいかない。かといって、振替伝票で起票するのは前述のとおり入れにくい。あー、freeeって面倒・・・

でも、これらは慣れたり最初に苦労したりすることで、解決できると自分は考えています。
そのために、今はマネーフォワードも含めてクラウド会計システムプロジェクトを立ち上げています。近い将来、クラウド会計システムと言えばH2Rコンサルティングと言われるような集団になることを夢見て。

小林 Team

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