H2Rコンサルティングに入社して1年と少しが経ち、日々の業務を通じて知識がつながる瞬間を感じています。
例えば、入社当初は、法人税還付の仕訳や申告期限の延長についてであったり、申告を2か月以内に行うことを知らなかったものの、実務を経験しながら、徐々に理解が深まりました。 中でも、特に印象に残っているのは、源泉税についての学びです。入社直後に携わった出版業のクライアントでは、仕入伝票の照合を行っており、著者への原稿料の支払時に源泉徴収が必要であることを学びました。国税庁のタックスアンサーや関連資料を参照しながら理解を深めました。さらに、資料に記載されていた「自転車競技の選手（～中略～）の業務に関する報酬・料金」に目を通すうち、前職の競輪場での経験が思い出されました。
前職は、競輪場で勤務しており、出納業務も担当していました。競輪は、自場で開催があると、選手へ賞金の支払が発生し、賞金計算を賞典と呼ばれるところで行っています。開催が終わると、出納で競輪場全体の資金を締めるのですが、その際に賞典からファックスが送られてきます。そのファックス内に源泉徴収税額の記載があり、なぜ賞金から差し引かれているのだろう？と疑問に思っていたのですが、税法に基づくものであったと気付き、過去の経験が今の知識と結びついた瞬間でした。
さらに、競馬の騎手の賞金も源泉徴収の対象であることを知り、トップ騎手の年間の源泉徴収額がどれくらいなのだろうと考えてみたくなりますね。

業務知識を積み重ねることで、今後も「点と点が線でつながる」瞬間を楽しみに、さらなる成長を目指していきたいと思います。

参考文献
国税庁ホームページ　No.2792　源泉徴収が必要な報酬・料金等とは
第5　報酬・料金等の源泉徴収事務pdf

大嶋 Team